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健康相談答えてドクター

乳腺症について(genie、40代女性)

はじめまして。。。48才女性です。子供は2人で、23才、25才で出産しました。その頃に乳腺症になったようなのですが、数年前から血の混じった分泌物が下着に付くようになりました。検診は一度受けましたが、マンモグラフィが、痛くて脂汗が出て、貧血を起こす程なので、それからは受けていません。検診を受けた時は、乳腺症以外の異常はありませんでした。乳腺症があると、乳がんになりやすいと聞きました。検診を受けた医療機関では、乳腺症は治療の必要がないということでした。でも、毎日、下着に分泌物が付くことや、生理前の乳房のハリ、痛みなど、できれば、治療で治せたらいいと思いますが、治療はできないのでしょうか?それから、マンモグラフィではない検診の方法はありますか?
ヨロシクお願いします。

マンモグラフィ以外にも画像診断の方法があります

専門的とはなりますが、まず乳腺症について説明しましょう。乳腺症とは30代から40代に好発する良性疾患で、症状としては乳房の硬結(こうけつ)、又は腫瘤(しゅりゅう)、乳房痛、乳頭からの分泌です。月経前には乳房痛が強くなり、月経後には症状が軽減・消退することが多くみられます。乳腺症は組織学的には、乳腺の増殖性変化と退行性変化とが共存する病変で、乳管過形成、小葉過形成、腺症、線維症、のう胞などが含まれており、なかには乳癌との鑑別が困難な場合があります。しかし乳腺症から乳癌へ移行することは否定されています。乳腺症に対する特異的な治療はありませんが、多くの場合に病状の説明により乳房痛が軽快します。それでも高度の時は、鎮痛剤、ホルモン剤が投与されます。
ついで乳腺症と乳癌を鑑別診断するための診察・検査について記述しましょう。乳腺専門医による視診・触診を受けた後に、必要と考えられる検査を受けます。マンモグラフィが痛みのため不可能とのことですから、それに代わる画像診断としては、同様の精度で病変を描出する超音波検査があります。そして超音波検査で疑わしい病変が描出されたら、そこを直接穿刺(せんし)して癌細胞を採取する超音波下針生検により診断が確定します。さらに痛みの無い検査として、乳房分泌物の細胞診があり、癌細胞の発見に有用です。乳管内を精査する特殊な検査法としては、乳管造影、乳管内視鏡があります。
もし乳癌がご心配でしたら、乳腺専門医の診察を受け、必要に応じてこれらの検査を受けることを、お勧めします。

genieさんからコメントをお寄せいただきました

ありがとうございます!
小川先生のご回答をいただいて、とても安心しました。乳腺症からガンになりやすいということはないとのことで、無用な心配をしなくてすみます。しかし、油断することなく、検診を受けるようにします。マンモグラフィ以外の検診方法があるというご回答にも、救われた思いがします。本当にありがとうございました。
ヘルスクリックの皆さんにも感謝します!

ご回答いただいた医師

小川一誠 先生

小川一誠 先生

ご活躍の場: 愛知県がんセンター名誉総長
ご専門: 臨床腫瘍学(癌の化学療法)
ご経歴: 名古屋大学医学部卒業
愛知県がんセンター内科医員
メモリアル・スローン・ケッタリング癌センター(米国ニューヨーク市)留学
愛知県がんセンター内科医長
癌研究会癌化学療法センター臨床部部長
癌研究会付属病院化学療法科部長
癌研究会付属病院副院長
愛知県がんセンター病院長
愛知県がんセンター総長
愛知県がんセンター名誉総長
著書: がんの早期発見と治療の手引き(小学館)、抗癌剤の選び方と使い方(南江堂)ほか
所属学会・
団体:
日本癌学会、日本癌治療学会、日本乳癌学会、日本血液学会、米国癌学会、米国臨床腫瘍学会、欧州臨床腫瘍学会
先生から一言: 癌の一次予防は、禁煙、バランスのとれた食生活、適度の運動などの生活習慣です。二次予防は、定期的に癌の検診を受けることです。癌は予防可能な病気であり、早期診断・早期治療で治癒します。

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