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知っておきたい快便のしくみ

口から入った食べ物は、胃や腸などの消化管を通って消化吸収され、残りカスが便として肛門から排出されます。その長さは約9m、時間にして1日半から3日くらいかかるそうです。それでは口から出発して、見ていきましょう。

1. 口・胃・十二指腸で消化される

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口から入った食べ物は、だ液や胃液に含まれる消化酵素のはたらきで吸収しやすい物質に分解されます。この過程を「消化」といいます。
さらに、小腸の入口(十二指腸)で、胆汁やすい液と混ざり合いながら消化されます。便が黄褐色なのは胆汁の影響です。

2. 小腸で吸収される

全長6〜7mとも言われる細い官がくねくねと続く小腸。ほとんどの栄養分と水分の約90%がここで吸収されます。

快便と便秘の分かれ道「食物繊維」

食物繊維は胃や腸で消化されず、したがって吸収もされない「食物のカス(つまりは便)」の代表格です。ところがこのカスは、余分な脂肪や糖質(一部)、果てはダイオキシンなどの有害物質も吸着して、一緒に便にしてしまいます。また、腸内の善玉菌を増やすはたらきもあります。腸内の環境を整えるのになくてはならない「カス」なのです。

3. 大腸で便を作る

大腸の主な仕事は、食べ物のカスから小腸で吸収できなかった水分を吸収しつつ、肛門に運んで行くことです。この過程を経て少しずつ便の形ができていく…と簡単に言いますが、この運ぶという作業はかなり大変です。腸官をクネクネのばしたり縮めたりしながら、少しずつ便を移動させます(ぜんどう運動)。

4. 直腸から脳に「便が出るぞ」とサインを送る

大腸がせっせとぜんどう運動をして運んできた「食べ物のカス」は、最後に直腸に押し出されます。すると直腸の壁が便に刺激され、脳に「便が来たぞ〜」という信号が送られます。この信号こそ、我々が感じる便意なのです。

快便と便秘の分かれ道「ここでトイレに行かないと…」

ここで大事なのは、直腸に便がいっぱいになったから便意を感じるのではないということ。だから、便意を感じても放っておいたり、ちょっと力んだだけで「出ない」とあきらめてしまったりすると、「便が来たぞ〜!」というサインも何となく消えてしまうのです。そして、次の便が直腸にくるまで、直腸に便が残ったままという状態に。出るような出ないような割り切れない感覚もこれと関係ありそうです。そして、こういったことを繰り返すうちに、便意そのものを感じにくくなってしまう、便秘体質になるのです。

5. 快便はバナナサイズで黄土色

待望の排便。出てきたウンチをじっくりチェックしてみましょう。1回当たりの便の量は個人差がありますが、一般的な1日の平均量は150〜200gくらいと言われています。バナナくらいの大きさが目安です。食物繊維をあまりとっていない人はこれより少なくなります。
色は黄土色が理想。腸内で善玉菌がはたらいている証拠です。肉や魚などたんぱく質や油脂の多い食事をしている人は、胆汁などの影響で濃い茶色になります。また、便やオナラが強烈に臭い人は、腸内で悪玉菌が活発にはたらいている可能性が高いです。たんぱく質の量を調整して食物繊維やビフィズス菌を多く含む食べ物を摂るように心がけましょう。