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在宅血液検診を受けてみよう!

健康診断の意義と必要性が今、変わろうとしています。これからどう変わるのか、また注目される在宅検診の現状と、今後の普及が期待される在宅検診での血液検査についてご紹介します。

変わる健康診断

健康診断

あなたが最後に健康診断を受けたのはいつだろう!?「あれ、いつだっけ?」という方や「そういえば面倒くさくて最近受けていない」といった方はいないだろうか。また、会社で定期的な健康診断を受けていても「気にするのは健診にひっかかったときだけ」という人も要チェック。

今、医学界は、定期健診による「病気の早期発見・早期治療」から一歩前進しようとしている。それが「予防医学」。つまり、病気を未然に防いでいつまでも元気でいよう!という考え方だ。

この予防医学の考え方を取り入れると、定期健診の意味合いや重要性も従来とはかなり変わってくると予想される。そのひとつは、定期健診が「病気になる前の健康チェック」として位置づけられるように変化するだろうという点だ。つまり、普段の生活の中で健康に留意し、意識的に暮らすことによって、定期健診は文字通り「健康を確認するためのもの」、そして時に、さらに健康的な生活へと前向きに軌道修正するための「指針」となっていくと考えられるのだ。

自分のデータを継続的に持とう!

自分の健診データがあれば、
医師にも具体的に相談しやすい
健康診断

定期健診による自分自身のデータを持っておくことは、病気になった際にも役に立つ。わかりやすく例えるなら、風邪をひいて熱を出した場合だ。平熱35度の人が37度以上の熱を出して病院を訪れたとしよう。日本人の平熱の平均は約36.8度(脇の下で10分間測った場合)であることから、医師はすぐに、患者が平熱よりも2度高く苦しい状態であることを判断できないかもしれない。だが、日々つけていた自分の平熱データを持っていたとしたら、医師は37度の熱が患者にとって高熱であることを了解し、患者の体に合わせた治療を考えてくれるはず。

発熱の話はあくまでも例にすぎないが、定期健診によって自分のデータを継続的に持つということは、このように医師を納得させやすい「データ」を提示できるということ。「平均値」の治療ではなく、「あなた自身の」治療へといち早くシフトしてもらうことができるようになるだろう。余計な検査などを省いて早く自分の体をラクにするために、自己主張すること&自分で自分の体を守ることに他ならないのだ。

しかし、問題はここから。健診の大切さはよくわかるが、忙しい現代、定期的に健診を受けに行くのは、なかなか難しい。病院によっては時間も相当かかる。そこで今、注目を集めているのが「在宅検診」。子供からお年寄りまで、家で手軽に受けられるうえ、精密な検査結果が得られるのだからうれしい。

在宅検診はこうして行われる 検査の流れと種類

今、家で手軽に受けられる在宅検診サービスがぞくぞくと登場している。検査の基本的な流れはほぼ同じ。申し込むと検査キットが送られてくるので、採血・採尿などを行って返送すれば、結果が届く。

基本的な検査の流れ

申し込む→検査キットが届く→自分で採血・採尿などを行う→郵送する→検査結果が届く

現在のところを見まわすと、例えば「胃がん検査」「糖尿病検査」「骨粗しょう症検査」といったように、ある病気に特化して検査している所が多いようだ。

主な在宅検診の種類

■血液による検査

  • 糖尿病
  • 胃がん
  • 前立腺がん
  • 肝炎
  • 生活習慣病

■痰による検査

  • 肺がん

■粘液による検査

  • 子宮頸がん

■尿による検査

  • 骨粗しょう症
  • 膀胱がん
  • クラミジア感染症

■大便による検査

  • 大腸がん

血液検査は生活習慣病予防の決め手!

自分だけのデータを持っておくための在宅検診としてオススメなのが、シンプルな血液検査。一滴にも満たないほんのわずかな血液から、さまざまな検査ができる在宅検診サービスも登場している。定期健診のつもりで手軽に利用できる。

こんなわずかな量からでも、血液からわかることは実に多い。大きく分けると、「栄養状態」「肝機能」「コレステロール」「血糖」「腎機能」「痛風」の6つの方向から自分の現在の健康状態と傾向がわかるのだ。「ドロドロ血」と呼ばれる血液の健康状態から、それによって引き起こされる動脈硬化をはじめ、ほとんどの生活習慣病の可能性を知ることができる。

さらに、こうしたトータルな自分のデータを定期的にチェックすることによって、健康維持のために積極的に応用することもできるだろう。例えば「どうも血糖値が高めの体質のようだ」と感じたら糖分を控えた食事を心がけることができるし、「肝機能が少し弱ってきたな」と思ったらアルコールを控えるといった具合。

血液検査でわかること

血清総たんぱく(TP) 栄養の状態をはじめ、肝臓や腎臓が健康的に機能しているかがわかる。
血清アルブミン(Alb) 総たんぱくの65%を占める成分。減少すると、疲れやすくなったり、だるくなったりしやすい。重症の肝臓病もチェックできる。
GOT(AST) 肝臓障害や心筋梗塞が起こると血液の中に放出され、異常を知らせる。
GPT(ALT) 肝臓に最も多く含まれる酵素。肝臓障害が起きると、血液の中に増える。
γ−GTP アルコールとの関係が深く、飲酒したり、脂肪肝や肝炎が起こると、血液の中に増えてくる。GOT、GPTと併せて比較することで、肝機能の状態がよくわかる。
血糖値(Gluc) 糖尿病の検査に用いられる。ただ、食後2時間以内は、高いのが普通なので、検査は食前か食後2時間以上たってから行うとよい
総コレステロール(TC) 善玉・悪玉を含めた全体のコレステロール量。
HDLコレステロール(HDL-C) 動脈硬化などを予防する善玉コレステロール量。
中性脂肪(TG) 多すぎると生活習慣病の原因に。また、高コレステロールと合併すると動脈硬化を促進するため、注意が必要。コレステロール値とともに食事による影響を受けるので、早朝の空腹時に検査するほうがよい
血漿(けっしょう)の尿素窒素 (BUN) 腎臓の機能異常、消化管の出血や糖尿病などでも、異常値を示す。
クレアチニン(CRNN) 腎臓障害がチェックできる。
尿酸(UA) 食事や病気などにより、腎臓からの排泄・吸収などに問題が生じると数値が高くなり、痛風になることも。

※血液検査の見方については、血液検査の結果をチェック!!

こうした本格的な血液検査が、誰でも自宅で手軽に受けられるのだから、忙しい人にはもちろん、家族みんなの健康チェックにも便利だ。また、定期的な検査もしやすい。もちろん、もし病気になったときはデータを持って病院へ行ける、というメリットも大きい。

ただ、自宅で手軽にできるとはいえ、血を出すからには、人によっては痛みを感じることもある。 また、血液の取り方や量が足りないなどの理由で、病院で検査をするのに比べると、精度が劣ることもあるようだ。在宅血液検診を受ける場合は、注意書きをよく読んでから行い、採血したらすぐに返送するよう留意したい。さらに、検診データに納得がいかない場合は、病院などで再検査することも大切だ。

検診結果は、こう見る

在宅検診の結果が届いたら、しっかりチェック。平均値から大きく外れている項目がひとつでもあれば、すぐに病院で診てもらおう!

だが、体調に変化がなく、結果がすべて平均値以内なら、次の検診まで、まずは様子をみたい。その数値が、自分の体質の傾向かもしれないからだ。そして、定期的に続けることでデータを蓄積しながら自分の傾向をしっかり把握し、毎日の生活に活かしていきたい。

検診結果の見方チャート

検診結果の見方チャート

しかし、データが平均値以内であっても、自分の数値としては10〜15%も大きく変化があった場合は別。早速、医師に相談しよう!体の何らかの異常サインかもしれない。
診断結果の数値を活用する重要なポイントは、将来的に何らかの身体的な異常が出たときに、「平均値」の治療ではなく、「あなた自身の」治療をいち早くしてもらうために役立てるということなのだ。
そして在宅検診で自分の手元にデータを残しておくことは、たとえ住む地域が変わり、会社が変わり、治療を受ける病院が変わろうとも、利用できるデータが手元にある、ということ。こんな心強いことはない。

日々の健康チェックに、病気を未然に防ぐために、また何らかの変化があったときに、在宅での血液検診を上手に利用していきたい。

更新日:2003年3月3日

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