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風邪はつかみどころのない病気

風邪とは、正確には「風邪症候群」といい、気道の炎症によるさまざまな症状の総称です。風邪とインフルエンザと花粉症は間違えられやすいのですが、似て非なるものということを知っておきましょう。

バカは風邪をひかない?

「バカは風邪をひかない」とはよく聞く言葉ですが、意外なことに辞典などにはあまり載っていません。
その意味するところもいろいろで、「頭が悪い代わりに体が丈夫だから風邪をひかない」「バカな人は風邪をひいたことさえ気がつかない」という失礼な説や、「神経質な人よりも、リラックスして過ごしている人のほうが病気にかかりにくい」とする説もあります。
逆に「夏風邪はバカがひく」という言葉もあり、こちらは「本来冬にひくはずの風邪に、夏にかかるウッカリ者」という意味のようです。昔は「風邪は寒い冬にひくもの」という思い込みがあったことから、こうした言葉が生まれたのでしょう。

昔から何かとからかいの対象にされてきた風邪ですが、いまでもいちばん身近な病気であることには変わりがありません。なにしろ、「毎年1人あたり平均5〜6回風邪をひく」といわれるほどなのです。

紛らわしい!風邪とインフルエンザと花粉症

気軽に「風邪」と呼んでいますが、正確には「風邪症候群」といい、気道の炎症によるさまざまな症状の総称です。
風邪の原因は、ほとんどの場合がウイルスです。インフルエンザもウイルスが原因なので、両者を混同している人もいますが、症状はまったく違います。「2〜3日前から調子が悪い」というなら、風邪。養生して風邪薬を飲めば治ります。突然体の節々が痛み、高熱が出るのはインフルエンザです。風邪薬では治らないので、直ちに病院へ行きましょう。ちなみにアメリカでも、風邪は「cold(感冒)」、インフルエンザは「flu(流感)」として、まったくの別扱いとなっています。

また、風邪と花粉症も間違えやすいようです。くしゃみや鼻水が出たり、鼻がつまっても、数日で治ってしまえば風邪。かゆみを伴うなら、花粉症です。

このように、風邪とインフルエンザと花粉症は似て非なるもの。それぞれの違いを表で確認しておきましょう。

  インフルエンザ 風邪 花粉症
キーワード 「(熱で)フーフー」「2〜3日前から調子が悪い」「かゆい、かゆい」
原因 ウイルスウイルスアレルギー体質
発症と進行 突然発症、急激に進行いつのまにか発症し、徐々に進行季節的なきっかけで発症し、進行することはあまりない
初期症状 悪寒、頭痛くしゃみ、鼻水、喉の乾燥感くしゃみ、鼻水
主な症状 発熱、関節痛、筋肉痛鼻水、鼻づまり、咳くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ
発熱 約39〜40度平熱〜39度ほぼ平熱
食欲 ないあまり変わらないことが多いあまり変わらないことが多い
ワクチン あるないある(減感作療法で使用)
合併症 肺炎、脳症、脳炎などないまれに気管支喘息

夏風邪と冬の風邪は違うのか!?

風邪のウイルスは200種以上もあり、一生かかっても全種類の風邪に感染することはできないといわれています。夏風邪と冬風邪では、同じ風邪でもウイルスが違うため、症状も違っています。

夏風邪と冬の風邪

冬風邪の原因となるウイルスはRSウイルス、コロナウイルス、レオウイルス、インフルエンザの原因となるインフルエンザウイルスやパラインフルエンザ1型・2型などで、11月から3月にかけて流行し、主な症状は鼻水、のどの痛み、咳などがあります。
一方、夏風邪で活躍するウイルスはアデノウイルス、ポリオウイルス、コクサッキーA型・B型、エコーウイルス、エンテロウイルス、パラインフルエンザ3型など。主な症状は頭痛、発熱、喉の痛みなどで、熱が高くなるときが多いようです。5月から8月にかけて発症します。
プール熱(咽頭結膜熱)や、はやり眼(流行性結膜炎)も夏風邪の一種で、アデノウイルスによるものです。